世界秩父音頭まつりについて
*第2回世界秩父音頭まつり開催します!
早稲田大学ふるさと支援隊(WAMIPOP)は,関東三大民謡の一つである秩父音頭発祥の地・皆野町で活動を行ってきました.
今年はコロナウイルス流行の影響で,秩父音頭まつりが中止となりましたが,歴史と伝統ある秩父音頭まつりが醸成してきた人や歴史のつながりを絶やしたくない,という思いから,WAMIPOP主催のインターネットを活用した秩父音頭まつりを開催したいと思います!

秩父音頭とWAMIPOP
CHICHIBU ONDO:秩父音頭があなたと世界を結ぶ!
WAMIPOPは2012年から皆野町で活動を開始し,今年で9年目になります.2018年から秩父音頭まつり「流し踊りコンクール」にも参加させていただいています.
昨年は,皆野町在住の中学生,高校生に加えて,地域の皆さん,留学生,そしてふるさと支援隊OBOGが加わり,総勢20名でチームを結成して踊りました!
地域の皆さんからみっちりと指導を受け,練習して臨んだ結果,「皆野町観光協会 協会長賞」を受賞することができました!
地域の皆さんと踊りの練習

2019年流し踊りコンクールの様子
皆野町観光協会協会長賞受賞
"Chichibu Ondo" in KAZAKHSTAN !!
昨年で20回を数えるカザフスタン共和国での学生交流プログラムでは,昨年も,アルマトゥ市にキャンパスのあるカザフ国立大学で,皆野町を紹介するイベントを開催しました!
秩父音頭を現地の学生たちと一緒に踊り,文化交流を行いました.合わせて,新井武平商店様から味噌,亀沢屋様からくずバーをご協賛いただき,皆野町の食を通じて,日本食・日本文化について理解を深めていただきました.


秩父音頭まつりの歴史
毎年8月14日に,秩父音頭発祥の地・皆野町で「秩父音頭まつり」が開催されています.
秩父音頭の発祥は,江戸時代後期にまでさかのぼります.その後,昭和初期に現在の形が完成し,関東三大民謡として長く親しまれてきました.
そして,今から約50年前に始まった「秩父音頭まつり」では,「秩父音頭流し踊りコンクール」が盛大に行われます.
秩父音頭や秩父音頭まつりの詳しい歴史については以下のHPをご覧ください.
(皆野町観光協会HP:https://www.minano.gr.jp/chichibu_ondo/)
秩父音頭と金子伊昔紅,金子兜太親子
秩父に古来から伝わる盆踊り唄に,町内の医師であり俳人であった金子伊昔紅が手を加えることで生まれました.昭和初期に伊昔紅は,公の場で踊って見せることができるように手直しを始め,歌詞は伊昔紅の自作に加え,公募も行いました.
秩父音頭の踊りには,秩父に生きる人々の仕草や強さがあらわれています.また,歌詞の公募はその後も続いており,秩父音頭は古来から培われてきた秩父の風土と,今を秩父に生きる人々の想いを反映し続けてきたと言えます.
伊紅昔の長男である兜太は秩父音頭に寄せて,「民謡とは正統維持と同時に,その時代に適した修正をすることにより末永く歌い継がれていくものだと思う.ともかく,秩父音頭は町の努力をはじめ,人に恵まれて花開いた」と述べています.
(皆野町教育委員会HP:https://www.town.minano.saitama.jp/haikunomachi/chichibuondo/#!)
秩父音頭を聴いてみよう
再生ボタンをクリックすると,秩父音頭が流れます.