WAMIPOPの歴史
WAMIPOPでの活動は2012年から現在まで続いており、2016年3月までで三沢地区に124回、延べ682人の学生が現地に足を運んでいる。
地域とつながる、自然とつながる、世界とつながるの3つのキーワードを理念・目標に据えた活動を行なってきた。
地域とつながる


「地域とつながる」では、人や地域と深く、強いつながりを作ることを大切にして、年間を通じて瑞穂神社例大祭(春祭り、夏祭り、新嘗祭、節分祭)、中三沢七区の除草作業等の地域行事に参加した。
いずれも部分的な参加ではなく、準備から本番、片付けまで全ての作業・日程に参加することを前提にし、作業・活動中も住民との会話を楽しみながら地域情報の収集を心がけた。

自然と繋がる

「自然とつながる」では、休耕地を利用した農作業を行った。具体的には、米、小麦、椎茸原木用のコナラの 伐採作業も含むシイタケ栽培を行った。
活動は、省機械化を心がけ、鎌や鍬、フリマングワ、足踏み式脱穀機など自分の体を使いながら、昔の人々が行 った農作業の営み、農作業の重労働・苛酷さ、農作物の適正価格、高齢化と農業の機械化について、実感を伴う理解に努めた


世界と繋がる


「世界とつながる」では、かつて養蚕で栄えた三沢をシルクロード上の国々とつなげる「シルクロードプロジ ェクト」を中心にした活動を行った。また、中山間地域 の魅力を世界の国々に発信し、世界と三沢をつなげるこ とを目指した。
シルクロード上の国々の留学生が一連の活動(農作業, 地域伝統行事,そば・うどんづくり,饅頭づくり等)に 参加した様子をFacebook, TwitterなどのSNSを通じ、 母国語(ロシア語、カザフ語、ウズベク語、中国語)で 紹介した
また,活動の中で生産した小麦や蕎麦を利用して、三沢地区の特産(うどん、そば、炭酸饅頭等)の作り方を 地域の方から習った。
2015年からは活動で生産した小麦等を持ち込み、習った料理をカザフスタン共和国のアルファラビカザフ国立大学で留学生とともに日本食を紹介するイベントの中で振る舞い、大都市やサブカルチャーだけでない日本の魅力を伝えることを試みた。


